【日経平均】今までの日足で平均上昇率、平均下落率はどのくらい違う?
こんにちは。
今回は今までの日経平均のデータから、相場が上昇した日の平均上昇率と相場が下落した日の平均下落率を見ていこうと思います。
こんにちは。
今回は日経平均のデータから、相場が上がった回数・下がった回数を見ていこうと思います。
まずは結論から。
・平均上昇率→0.838%(上昇回数:9501回)
・平均下落率→0.857%(下落回数:8542回)
※調査期間:1949年5月16日~2022年5月13日
では、どのようにデータを見ていったかを書いていきます。
データを集める
以下のサイトからデータを持ってきました。(海外サイト)
https://www.macrotrends.net/2593/nikkei-225-index-historical-chart-data
日経平均のデータは日経の公式サイトにもありましたが、期間が限定的だったので今回の調査は上記サイトを参考にしました。
公式サイトのデータは下記です。
https://indexes.nikkei.co.jp/nkave/index?type=download
計算する
スプレッドシートで計算します。
・A~B列にデータを挿入
・C~I列に関数を入力
・C3セル:=if(B3-B2>0,1,0)
・D3セル:=if(B3-B2<0,1,0)
・E3セル:=B3-B2
・F3セル:=B3/B2*100
・G3セル:=if(F3>100,F3-100,100-F3)
・H3セル:=if(E3>0,G3,0)
・I3セル:=if(E3<0,G3,0)
4行目以降は相対参照ですべて入力します。
・K2~N2セルに関数を入力
・K2セル:=SUM(H3:H18138)/M2
・L2セル:=SUM(I3:I18138)/N2
・M2セル:=countif(H3:H18138,">0″)
・N2セル:=countif(I3:I18138,">0″)

深堀りしてみる
深堀りする前に結論をもう一度見てみましょう。
・平均上昇率→0.838%(上昇回数:9501回)
・平均下落率→0.857%(下落回数:8542回)
前提として、日経平均の推移をグラフでも見てみましょう。

※データをもとに筆者がスプレッドシートで作成
回数とグラフを見比べてみての私の印象は「もっと上昇回数と上昇率高くていいのでは!?」でした。
日経平均は計測が開始された1949年から大幅に上昇しています。
(176円→26427円と、約150倍になっています)
それにしては、「上昇と下落は回数が同じくらいだな、むしろ平均上昇率よりも平均下落率の方が大きいんだ」と驚きました。
ただ、きちんと計算してみるとそうでもなくて、上昇回数は下落回数よりも約1000回多く、相場の開始値である176を1000回分0.838%上昇させると約70万にもなってしまいます。
(実際の相場では下落も混ざっているため同じ上昇率でも上昇数が少なくなるため、約2万6000という値になっています。平均下落率の方が少し大きいことも影響しています)
日経平均は1990年代のバブルまでは基本的に上昇、それ以降は上昇と下落を繰り返しているように見えますね。
そのため、バブル以降ではどのような結果が出るのかも確かめてみたいです。
まとめ
今回は1949年からのデータを用いて、日経平均の平均上昇率、平均下落率を調べてみました。
この記事が少しでもあなたのお役に立てていれば幸いです。
それではまた!
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